百年海図巻

『百年海図巻』 制作:TEAMLAB.NET / アートディレクター: 猪子寿之
WWFの予測に基づき、一世紀 後に向け上昇してゆく海面の様子を100年間実寸の時間で上映し続けます。上映時間が100年の映像作品です。コニカミノルタ・サイト >>>


[ 以下 百年海図鑑サイトより]

今年9月、WWF(世界自然保護基金)は「今世紀末までに地球の海面は最大120cm上昇する」との予測を発表しました。これは従来の上昇予測の約2倍の数値です。
地球温暖化による海面上昇の危機が騒がれて久しい現在、この発表は、“エコ”に慣れはじめた我々に改めて地球環境問題について考える機会を提示しています。

今後100年間の地球の海面上昇予測から、その様子を体感可能な時間/空間スケールにまで縮めて表現する映像インスタレーション「百年海図巻」(10分間程度)を会場でご覧いただきます。コンピューター上で創り上げた仮想の3次元空間を、日本の古典絵画に見られる先人達の空間認識を探りながら新たな解釈で平面に落とし込んだ映像によって、構成されます。絵巻のような幅約23mの映像がギャラリー空間を満たし、予測数値に基づいて上昇する海面が、鑑賞者を飲み込んでいきます。

日本人特有の空間認識を反映させた映像表現によって、客体と主体が曖昧で表裏一体の空間を創り出し、地球温暖化による海面上昇問題を身近な問題として実感されることを試みます。

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