昨日、始まったばかりのニキ・ド・サンファル展に行ってきました。彼女の生い立ちから始まって、アーティストを志した頃の葛藤溢れる作品群を抜けて、ついに代表作のナナシリーズに繋がるあたり、ほんとに見応えのある展示会だった。 社会参加に限界のある女性として生まれたことへの疑問、女性であることのこだわりに、徹底的に向き合った。溢れる悩みと解決しない疑問と闘って、ついに天啓のような明るくエネルギッシュな作品に昇華していくプロセスが、素晴らしい。勉強になりました。 晩年近くのブッダシリーズや、タロットガーデンあたりになると、もう、神が宿ったとしか思えない。 国立新美術館にて